脱臭効率

Q においを必要とするレベルまで落とせる性能を持っていますか?
A まずは、現況におけるにおいの状況を把握してください。
その結果をもとに、事業場が立地する地域での法的な基準や周辺の民家への影響などを考えて、
どの程度までにおいを落とせばよいかを決めて、メーカーに提示しましょう。
現況におけるにおいの状況を把握
作業内容などが変わることによって事業場から出るにおいも変動します。
したがって、「どんな時に」「どのようなにおいが」「どのくらいの強さで」「どのあたりで」
発生しているのかといった状況を把握しましょう。特に苦情がある場合は、
苦情が発生する時点の状況把握が必要です。

同じ強さのにおいでも…

苦情が出やすい

法的な基準
多くの自治体で、悪臭防止法や条例などにより、敷地境界、気体排出口及び排水における特定悪臭物質の濃度又は臭気指数(臭気濃度)の基準を定めています。
事業場の立地条件(商業地域、住居地域など)や排出口の高さなどによって基準値が変わりますので、役所で確認してください。
周辺の民家への影響
同じ強さのにおいを出していても、周辺の民家と距離が近く、また、においが滞留しやすい
立地条件だと、苦情が発生する可能性があります。
このような場合には、より脱臭効率の高い装置を選択するとともに、
排出口の位置・高さなどを工夫するようにしましょう。

苦情が出にくい
Q メーカーが脱臭効率を保証し、設置後に確認調査を実施してくれますか?
またその費用は?
A
においの状況は千差万別です。理論的には十分な性能の装置を導入したとしても、必ず性能確認調査を実施してください
(調査の費用についても事前に確認しましょう)。
また、必要とするレベルまで脱臭されなかった場合にメーカーがどのように対応してくれるのかも、事前に確認しておきましょう。
Q 保証期間は?
A 脱臭装置は機械ですから、故障することもあります。また、脱臭効率が低下してしまうかもしれません。
メーカーがどこまで(いつまで)保証してくれるのかを確認しておきましょう。

実績

実績は、「同業種での実績」や「同機種での実績」に着目してください。また、たとえ実績が少なくても、あなたの事業場に合った装置があるかもしれません。メーカーに問い合わせて、自分の事業場に適しているかどうか、信頼がおけるかどうかを確かめて判断してください。